天草晩柑
母親が亡くなるまでは、毎年天草晩柑が送られてくるのを楽しみにしてました。
販売期が4月から8月であることから晩柑、品種が発見された熊本市河内町から一般的には河内晩柑とも言われています。色と大きさが類似していることから和製グレープフルーツの愛称があります。
生産地は限定的で、みかんの年間生産量が777,800tに対し、晩柑は8,000tというデータもあります。ただし、生産量の5割以上は、愛媛県とのことです(天草晩柑は貴重品とも言えます)。
以前ブログアップした記事にあるよう私が食べていた晩柑は見た目が悪いのに反して、味わいは最高でした。真夏なので、とにかく甘さとさっぱりとした食感が格別なのです。柑橘類が好きな人には一度試してもらいたいと思います(冷蔵すると最高です)。
苓北町にある都呂々みかん生産者グループの宅配用チラシにも天草晩柑が掲載されていて、価格は5kg1,500円・10kg2,500、販売期間は4月から6月となっています。今年は終わっているのと、JAれいほくとの共販でFAX注文のみなのが残念です。
河内晩柑なら9月でも注文可能のようです。
下田温泉
苓北町育ちなので最も馴染み深い温泉街、それが天草下田温泉です。回湯は740年前、現在でも下津深江川の河口近くに温泉街が広がり、12軒の宿泊施設があります。
下田の魅力は天草灘、「あるのは海だけ」自然がそのままあるようなシチュエーションが本当にリラックスさせてくれるのです。
温泉街の足湯
天草灘を望む、日本の夕日百選
天草西海岸に面したオーシャンビューの宿
五足の靴はテレビで何度も特集されている
天草四郎ミュージアム(旧天草四郎メモリアルホール)
三角西港 天草に最も近い世界文化遺産
天草諸島は熊本本土と橋で繋がっていることから、ある意味島とは呼べないからも知れません。1966年に開通した天草五橋は、熊本県宇土半島の三角から天草諸島の大矢野へに連絡しているのが1号橋となります。そして永浦島(2号)、池島(3号)、前島(4号)、天草上島(5号)と続きます。その景観は素晴らしく、天草パールラインとして長らく天草諸島の象徴となっています。
天草への入口とも言える三角西港を含む「明治日本の産業遺産」が世界文化遺産に登録されたのが2015年のことです。
車を利用して天草に向かう際には、立ち寄りたいスポットとして紹介します。ちなみに三角までは電車が通じていて、熊本ー三角間には「A列車で行こう」で知られる特別臨時列車が走っています。
明治20年の三角西港開港時にはすでに建築されていた旧高田回漕店
三角旧港の埠頭沿いの旧海運倉庫。倉庫としては唯一の遺構で、カフェテラスのあるレストランとなっています。
排水路も重要文化財に指定されています。
浦島屋(旅館)には木造2階建ての洋館で小泉八雲に関する資料があります。おみやげ&食事施設もありテラスでゆっくりできます。西港のメイン施設です。
浦島屋テラスからみた天草五橋1号橋(天門橋)、この写真は2015年撮影時のものです。2018年5月、新1号橋(天城橋)が北側に完成したことで、車でのアクセスがより便利になりました。
今回紹介した施設は西港の一部であり、この他に東港もあります。
この三角西までは熊本駅から車で約1時間、三角から天草下島の本渡までは車で約90分を要します(三角駅から三角西港までは約2.5km)
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