崎津集落は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選定されています。
崎津集落を散策してみると、漁港と山並みの間の本当に狭い土地であることを実感します。
トーヤ(幅1mほどの小路)とカケ(海にせり出したテラスのような作業場)が入り組んでいて、天主堂を囲むように村が形成されているのです。どこからでも天主堂を見ることができ、瓦びきの屋根と重なる十字架は印象的です。
江戸時代、崎津には海路しかなく隔絶していたことで天草・島原の乱も知らなかったとのこと。キリシタン潜伏も含め、外界と隔離された聖なる土地だと思うのです。
公益社団法人全国漁港漁場協会|漁港百選
天主堂のすぐ裏には多数の漁船、おだやかな時間が流れています。