杉ようかん
後継者不足で途絶えてしまった崎津の名物「幻のようかん」、それが杉ようかんです。復活させたのは富津地区振興会(河浦地域の今富地区と崎津地区をあわせて「富津地区」と呼ぶ)、崎津に伝承されたのは1790年頃と言われています。
富津地区振興会南風屋(はいや)で販売、毎日手作りで、保存料を使っていないので賞味期限は2日(しっとりとした食感を味わいたいなら当日らしい)
原材料を確認すると「うるち米、小豆、砂糖、水飴、塩、ドラゴンフルーツ、オブラート(ピンクに見えるのがドラゴンフルーツ)」
南風屋(はいや)住所:天草市河浦町崎津454 電話:0969-79-0858
崎津集落には、もう一軒杉ようかんを販売している店舗があるので紹介します。
南風屋(はいや)の杉ようかんとは原材料も価格も違います。
宮下商店(製造は吉田製パン)住所:天草市河浦町崎津591 電話:0969-79-0007
南風屋の杉ようかん包装紙には以下のような文言がありました。
固くなったら焼きもちにしてお召し上がりください。
杉の香りをお楽しみください。
これも伝承
郷土文化伝承館南風屋(はいや)
崎津集落は観光地化されていません(最後に訪れた2015年2月)。潜伏キリシタンは、「知られてはならない」という性格を持つわけですから元々物質的なモニュメントなどないのが当然です。伝承~崎津集落で暮らす人々こそが最高の魅力だと思うのです。郷土文化伝承館南風屋は、天主堂から徒歩1分、是非とも立ち寄りたい施設です。
施設は、女性達の溜まり場!無料で手料理を味わうことができました。施設内壁面は、ここを訪れた人々の思い出の写真や手紙でいっぱい、笑いが絶えません。
ご馳走になったお礼も含め、 販売されている「杉ようかん」を購入させて頂きました。懐かしい手作りの味わい、本当に美味しい和菓子です。写真にあるピンク色はドラゴンフルーツでの着色、天然素材への拘りと伝統技術の継承が南風屋のコンセプト。この和菓子、みているだけで癒されます。
その他ジャムやお菓子などお土産が揃っています。
南風屋(はいや)
営業7:30~16:00
年末年始・旧盆以外は無休
0969-79-0858